Q&A
Question and Answer

よくある質問

車道

製品

施工

お答え

Q01  歩道車両乗入れ部にインターロッキングブロックを適用するとガタツキが生じやすいと思います。何か有効な対策はありますか? 。
A01  舗装構造、敷砂、目地砂、ブロックの強度、厚さ、寸法、および敷設パターン、すり付けの施工方法の対策があります。詳しくは、テクニカルレポート「歩道車両乗入れ部におけるインターロッキングブロック舗装の設計・施工上の留意点」でご紹介しています。
Q02  車道に大版サイズのブロックを利用する方法を教えて下さい。
A02  車両が通行する用途に300✕300mm以上のブロック舗装を行う施工方法として、スーパーバリアフリーシステムがあります。この工法は、段差・沈下・ズレを防ぐ強化板、砂の支持力低下を防ぐアスファルト系敷砂等を組み合わせ、長期間に渡り良好な路面性状を維持する工法です。適用可能な最大サイズとして、400×600×80mmの天然石を施工した事例があります。また、本工法は車両乗入れ部のガタツキ防止にも有効です。 舗装構造、調査結果、施工事例は、テクニカルレポート「スーパーバリアフリーシステムの現場調査結果と施工事例の紹介」でご紹介しています。
Q03  重交通の車道や重荷重エリアに適用した事例を教えて下さい。
A03  コンテナヤード、バスロータリー、車道などで長期間供用している事例があります。事例はテクニカルレポート「アイエルビー今昔物語 PARTⅡ」でご紹介しています。
また、ILB会では、施工後10年以上経過した設計交通量A交通(現在のN4交通。大型車交通量100 台以上/日・方向)以上の現場について調査を行い、車道での耐久性を向上させるための対策を分析しております。調査結果は、テクニカルレポート「重交通道路に適用されたインターロッキングブロック舗装の長期供用事例の調査結果」でご紹介しています。
Q04  車道舗装にインターロッキングブロックを使用した事例で、長期間供用している現場を教えて下さい。
A04  1983年施工の追浜運動公園前通り線(神奈川県横須賀市)、1987年施工の長瀞町道(埼玉県秩父郡)などがあります。
長期間供用している現場はテクニカルレポート「アイエルビー今昔物語 PARTⅡ」でご紹介しています。
Q05  車道の坂道に適用した事例はありますか?また注意点があれば教えて下さい。
A05  東京町田市内の住宅地で最大35%の車道の坂道に施工した事例があります。また、神戸市の布引山公園では最大勾配が20%、延長約1kmの実績があります。 急勾配では敷砂が目地からの浸透水で勾配に沿って下方に流れてしまうことが考えられます。 この対策としては「ブロックサンド」が有効です。
Q06  車道用に利用できる透水性インターロッキングブロックはありますか?。
A06  JIS規格(JIS A 5371)で定める曲げ強5N/mm2を実現する透水性インターロッキングブロック「グランパムロード」があります。
Q07  ストレート型と波形型のインターロッキングブロックにはどのような違いがありますか?。
A07  機能的には、波形型の方が荷重分散効果に優れています。国内外によける施工実績から、大阪南港コンテナヤードでは波形型のインターロッキングブロックが採用されました。 波形タイプの特徴を始め、国内外における調査・研究事例と使い分け、および代表的な施工事例は、テクニカルレポート「インターロッキングブロック波形タイプの特長」でご報告しています。
Q08  透水性ブロックの中で目詰りし難い製品はありますか?。
A08  JIS規格(JIS A 5371)で定める透水係数1×10-4m/sを大きく上回る透水係数10×10 -4m/sを実現する高透水インターロッキングブロック「プルーバー」 があります。
製品の詳しい説明、試験結果は、テクニカルレポート「高透水ブロック「プルーバー」の特長」でご紹介しています。
Q09  遮熱性ブロックの温度低減効果について調査データはありますか?。
A09  遮熱性の機能を持ったインターロッキングブロック「遮熱性ILB」について、埼玉県熊谷市の現場において温度低減効果の試験を行っています。試験では、アスファルトの標準供試体と比べて最高路面温度が12.6℃~13.8℃低い結果が出ております。
 調査内容は、テクニカルレポート「遮熱性ILB」でご報告しています。
Q10  耐20t仕様とか20t耐圧に関する定義や資料があったら教えて下さい。
A10  20t耐圧や25t耐圧という考え方は舗装の構造設計では用いられず、主に道路橋の設計荷重に用いられています。これは、T-20荷重やT-25荷重から来ていると考えられます。マンホール蓋にもT-20やT-25が用いられています。したがって、舗装の構造設計には輪荷重を用いるため、T-20荷重に対する定義や記載のある資料はありません。
Q11  透水性ILBを使用した場合の流出係数は幾らになりますか?。
A11  流出係数は、降雨強度、降雨継続時間、舗装構造(厚さや空隙率)、路床の透水係数等に大きく影響されますので、一義的に幾らと設定できません。これらの条件が分かれば算出することが出来ます。ただし、この値には供用に伴う目詰りによる透水機能の低下が加味されていません。
Q12  路床が軟弱な場合でも透水性舗装は可能でしょうか?
A12  路床が軟弱の場合では透水性舗装にすると路床がより軟弱化します。透水性舗装でなく、透水性インターロッキングブロックによる排水性舗装を推奨します。熱海市内の商店街で施工事例があります。
Q13  排水性舗装とする場合に浸透した雨水処理が必要になりますが、何か良い方法がありますか?
A13  不織布巻き導水管のペーブドレーン(φ=15mm)を敷砂層に設置して雨水枡に導く方法があります。施工事例もあります。
Q14  透水性舗装のフィルター層には一般的に砂が使用されています。どのような砂が適していますか?
A14  フィルター層に砂を使用する場合には、75μmふるい通過量が6%以下、透水係数で1.0×10-5m/s以上の品質を満足することが必要です。砂に代わって「ILBイージージオフィルター」という強化不織布が適用できます。

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